ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
原作以上の内容です。
二人の朝のやりとり。ちょっとエロスな感じですけど、がっつり系ではないのでR指定ではありません。
結構甘め…だと思います^^





<恋心>




不意に掴んだ腕の細さにさえ、小さな衝撃が走るというのに。
甘いぬくもりを感じてしまっては、長い間閉じ込めてきた激情など、容易く流れ出してしまう。
薄っぺらい理性なんて、何の役にも立ちはしない。


昨晩の名残をとどめたままの、乱れたシーツの上。
屈強な身体に組み敷かれた香は、鋭い瞳で目の前の男を睨んだ。

「はなして」
「ヤだね」

凄みをきかせた声を軽くあしらわれ、香は怒りを露にする。

「今日はすっごくいい天気なの!絶好の洗濯日和なのよ!」
「みたいだなぁ」
「だから朝っぱらから、あんたとこんなことしてる場合じゃないのよ!」
「ん~?こんなことって、どんなこと?」
「えっ?」
「だから~、香チャンは一体俺と何をするつもりだったわけ?」
「な、何って、それは…」

俺のからかい混じりの問いに、香はさっきまでの勢いをなくして口篭る。
朝日が差し込む部屋の中、素肌を晒している色っぽい状況だというのに、この程度の質問に戸惑いを見せるなんて、なんてかわいい女だろうと堪らず顔を綻ばせた。

「俺はただ、おはようのキスをしようと思ってたんだけど」
「うっ、うそつけ!」
「ホントだって」

喉奥でくっくっと笑いながら、薄桃色の唇に優しく口付ける。
ちゅ、と小さな音を立てて少し離れると、澄んだ硝子のような瞳とぶつかった。
その淡い煌きに、身体に刻まれた記憶が鮮やかに蘇る。

愛欲にまみれた乱暴な手に、呼応する身体も。
覚束ない指先が残した、背中の傷痕も。
ずっと求めていたもの、どうしても欲しかったもの。

滾る想いに心は掻き乱されて、俺はもう一度口付けた。今度は深く、強く。

「んっ!」

先程とは全く異なるキスに、白い肌が細かく震えた。
その反応を味わうように、胸のふくらみを緩やかに撫ぜると、重ねた唇の隙間から混ざり合った吐息が零れ落ちる。

「あ…んっ、キスだけって、言ったくせにっ…」
「んぁ?キスだけなんて、言ってないだろ」

唇を離れ首筋に熱を落としながら、悪びれることなくさらりと言ってのけた。

「あ、あんたって…どうしていっつも…んっ…」
「…」

強引な愛撫に流されてなるものかと、香は手足をばたつかせるが、潤む目は赤く染まり始め、乱れる息も艶めいている。
香らしい抵抗に笑みを深めながら、俺は愛おしい身体を掻き抱いた。

これじゃまるで、獣みたいだ。
覚えたての子供のように、見境なく求めて。
頭の隅っこでそんな声が聞こえるけれど、耳を傾ける余裕など全くなくて。
上気した香の頬を両の掌で包み込むと、少し照れたように笑った。

「しょうがないだろ、好きなんだから」
「~~~!」

不意打ちのような殺し文句はダイレクトに香の脳内に響いて、それから一切の抵抗を彼女から奪ってしまった。

なぜ?どうして?
そんなことを訊かれても上手に説明できないから、単純な言葉が勝手に飛び出した。

矛盾のないまっすぐな心は、一度だって裏切ることをせずに直向に俺を信じ続けて。
そんな彼女に、ずっと恋をしていた。
決して叶えてはならないと、己を戒めながら。

互いの全てを知ってからも、香の優しさは変わらない。
だから俺は、だらしなく甘えてしまうんだ。
欲だって狡さだって、お構いなしにぶつけてしまうんだ。
身勝手な愛し方だと分かっていながらも、感情のコントロールはどうしても上手くいかずに。

「好きだ」

まるで詫びるようなニュアンスで小さく囁くと、驚きを露にしていた香は、ゆっくりと穏やかに微笑んで。
躊躇いがちに白い手を差し伸べるから、俺はどうしようもなく嬉しくなった。

華奢な指をきつく絡め取ると、唇が触れ合う距離でもう一度想いを伝えてみる。
と。

「今ので3回目、よね?」
「へ?」
「好き、って言ってくれたの」
「!!」

幸せそうな笑顔で放ったセリフは、俺の羞恥を激しく煽るもので。
真面目な告白に今更照れ臭くなった俺は、今度は香の反応を見ずに、強く唇を押し当てたのだった。

好きなんだよこのやろう



<あとがき>
この前UPしたお話は、まともに告白も出来ないヘタレリョウちゃんだったので、今回はちゃんと言わせてみました!
『あいしてる』が言えなくても『すき』なら言い易いかなぁ、なんて思ったもんですから3回も^^
リョウちゃんは香ちゃんのことが好きで好きで仕方がないから、朝だろうと昼だろうと襲っちゃうんだよ!っていう個人的に萌える話の流れなんですけど、自分の書いた話だと萌え度が低いような気が…。
久しぶりのお話だというのに、中身がゴタゴタしててすみません^^;
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://qazzz.blog31.fc2.com/tb.php/597-302de300

MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

名前:
メール:
件名:
本文:

この人と友達になる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。