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お祭第五弾、今回で一応最後です^^
今回はR気味の小話も付けてみました。
小話、イラスト共にとてもきわどい内容なので、どうか背後に十分お気をつけくださいね^^;
*********
「なぁ、香」
とろとろに溶けた胎内を、束ねた指が小刻みに動く。
その度に、淫らな部分を知らしめる水音が耳に響いて、香は恥ずかしくて堪らない。
「ココとココ、どっちが好き?」
状況にそぐわない落ち着いた声と、曖昧な問い掛け。
こんな時にもマイペースを崩さない男に、香は少し苛立ちを覚えた。
ぼやけた瞳でリョウを捉える。
案の定、口元は楽しそうに歪んで、鈍色の目が香を映し出していた。
「…んっ、な、に…」
「だから、どっちがいいのかって聞いてんの」
愉悦を深めた唇が、紅い耳に近づいて。
「ココと、ココ」
ぐんと低くなった声を送り込むと、内側に沈めていた指をくるりと回して、次に親指の腹で硬い尖りを押し潰した。
「ひあっ!」
耳元を擽る熱い息と、中心から競り上がる刺激に、香は堪らず泣くような声を上げ、身体を震わせた。

また、いつもの悪癖が。
ショート寸前の思考の中、香は呟いた。
リョウは行為の最中に、こういう類の質問をするのが結構お気に入りだ。
恥ずかしくて答えられないような事ばかり聞いて、困惑する香の反応をじっくり楽しむのが好きなのだ。
『そんなの、わからない』
そう言いたいが、口から零れるのは情けないほど頼りない声ばかりで、とても言葉にならない。
「な、どっちが気持ちいい?」
ふたつの場所を弄りながら、リョウは嬉々とした表情で更に問いただす。
香が答えない理由なんて、とうに分かっている。
分かっているから、おもしろくて仕方ない。
身体の反応を知れば、確認なんて不要だ。
言葉にせずとも、薄紅に染まる肌が、快感に支配されている事を雄弁に語っているのだから。
なのに、香の意識は理性を保とうと必死で。戸惑うから。
二人の己の間で揺れ動く心が、かわいくて堪らない。
「やっぱり、こっちかな」
奥に沈めた指を引き抜き、もう一点を集中して擦り上げる。
指に伝わる硬さを執拗に愛撫すれば、透明な蜜がとろりと流れた。
「んああっ!やっ…あ…」
「お、イイ声。やっぱりココが好きみたいだな」
更に乱暴に動く指。
いいように翻弄される軟弱な身体を恨みながら、香は身を捩った。
これ以上耐えられないといった風情で、切れ切れに漏れる細い声。
限界まで追い詰められた香は、白い喉を仰け反らせて。
「…っ、リョウが好きなのっ!」
瞬間、リョウの挙動がぴた、と停止する。
「…あ?」
「…あ」
真っ白になる手前で飛び出した悲鳴混じりの声は、滅多に聞く事の出来ない直球の告白だった。
「おま…、そういう事はもっとかわいく言うもんだろ?」
うっかり口を突いて出た言葉に赤面する香を、溜息混じりに指摘してみせるリョウ。
口調とは裏腹に、その表情には驚きや照れ臭さが滲んでいた。
甘えるように言われるのもなかなかだが、半ば怒ったように叫ばれるのも、香らしくて魅力的だと思ってしまうから、自分は相当重症なのだと思い知る。
好きだと叫ばれて、嬉しくてどうしようもない。
愛おしさは一層深まるばかりだ。
こういう心境の時は、調子に乗って更にいじめたくなるもの。
それが、リョウの捩れた性分で。
「そっかそっかぁ、香チャンは、リョウちゃんの、が好きなんだ」
「ばっ!違うわよ!なにももっこりの事を言ったんじゃないわよっ!」
「もっこりって、お前ね…」
ちょっと意地悪に追求してみれば、思わぬ露骨な否定に、リョウは一瞬面食らった。
が、次第に穏やかな笑みを広げながら、栗色の髪をそっと梳いていく。
その甘く優しい感触に、香もつられて微笑み返した。
「好きなのは」
ぜんぶ。
リョウにゆっくりと寄り添うと、香はふわりと囁いた。
「あぁ…」
小さく零れ落ちた想いに応えるように、香を引き寄せ、強く掻き抱く。
俺だって好きだ。全部、好きだ。
髪も、指も、肩も、強い瞳も。
時には凶暴になる、刺激的な性格だって。
熱っぽい身体を抱きしめながら、リョウは繰り返し心で呟く。
胸中にある想いを、そのまま丸ごと言葉にしてやればいいのだろうが、リョウにとってそれはかなり困難な事。
言葉よりも態度で。
これが、リョウの愛情表現なのだ。
そっと香を横たえれば、はやく、と誘うように伸ばされた白い手。
硬い胸を掠めた指先を絡め取ると、滾る想いを注ぐように、やわらかい身体に身を沈めた。
*********
お祭り最後は、ちょっとS気味だけど甘い、という何ともまとまりのない内容になってしまいました^^;
勝手に始めたお祭りですが、一応これで終わりです。
MAYのエロ妄想にお付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございましたvv
また何か思いついたら、お祭りやりたいなぁなんて思ってます^^
今回はR気味の小話も付けてみました。
小話、イラスト共にとてもきわどい内容なので、どうか背後に十分お気をつけくださいね^^;
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「なぁ、香」
とろとろに溶けた胎内を、束ねた指が小刻みに動く。
その度に、淫らな部分を知らしめる水音が耳に響いて、香は恥ずかしくて堪らない。
「ココとココ、どっちが好き?」
状況にそぐわない落ち着いた声と、曖昧な問い掛け。
こんな時にもマイペースを崩さない男に、香は少し苛立ちを覚えた。
ぼやけた瞳でリョウを捉える。
案の定、口元は楽しそうに歪んで、鈍色の目が香を映し出していた。
「…んっ、な、に…」
「だから、どっちがいいのかって聞いてんの」
愉悦を深めた唇が、紅い耳に近づいて。
「ココと、ココ」
ぐんと低くなった声を送り込むと、内側に沈めていた指をくるりと回して、次に親指の腹で硬い尖りを押し潰した。
「ひあっ!」
耳元を擽る熱い息と、中心から競り上がる刺激に、香は堪らず泣くような声を上げ、身体を震わせた。

また、いつもの悪癖が。
ショート寸前の思考の中、香は呟いた。
リョウは行為の最中に、こういう類の質問をするのが結構お気に入りだ。
恥ずかしくて答えられないような事ばかり聞いて、困惑する香の反応をじっくり楽しむのが好きなのだ。
『そんなの、わからない』
そう言いたいが、口から零れるのは情けないほど頼りない声ばかりで、とても言葉にならない。
「な、どっちが気持ちいい?」
ふたつの場所を弄りながら、リョウは嬉々とした表情で更に問いただす。
香が答えない理由なんて、とうに分かっている。
分かっているから、おもしろくて仕方ない。
身体の反応を知れば、確認なんて不要だ。
言葉にせずとも、薄紅に染まる肌が、快感に支配されている事を雄弁に語っているのだから。
なのに、香の意識は理性を保とうと必死で。戸惑うから。
二人の己の間で揺れ動く心が、かわいくて堪らない。
「やっぱり、こっちかな」
奥に沈めた指を引き抜き、もう一点を集中して擦り上げる。
指に伝わる硬さを執拗に愛撫すれば、透明な蜜がとろりと流れた。
「んああっ!やっ…あ…」
「お、イイ声。やっぱりココが好きみたいだな」
更に乱暴に動く指。
いいように翻弄される軟弱な身体を恨みながら、香は身を捩った。
これ以上耐えられないといった風情で、切れ切れに漏れる細い声。
限界まで追い詰められた香は、白い喉を仰け反らせて。
「…っ、リョウが好きなのっ!」
瞬間、リョウの挙動がぴた、と停止する。
「…あ?」
「…あ」
真っ白になる手前で飛び出した悲鳴混じりの声は、滅多に聞く事の出来ない直球の告白だった。
「おま…、そういう事はもっとかわいく言うもんだろ?」
うっかり口を突いて出た言葉に赤面する香を、溜息混じりに指摘してみせるリョウ。
口調とは裏腹に、その表情には驚きや照れ臭さが滲んでいた。
甘えるように言われるのもなかなかだが、半ば怒ったように叫ばれるのも、香らしくて魅力的だと思ってしまうから、自分は相当重症なのだと思い知る。
好きだと叫ばれて、嬉しくてどうしようもない。
愛おしさは一層深まるばかりだ。
こういう心境の時は、調子に乗って更にいじめたくなるもの。
それが、リョウの捩れた性分で。
「そっかそっかぁ、香チャンは、リョウちゃんの、が好きなんだ」
「ばっ!違うわよ!なにももっこりの事を言ったんじゃないわよっ!」
「もっこりって、お前ね…」
ちょっと意地悪に追求してみれば、思わぬ露骨な否定に、リョウは一瞬面食らった。
が、次第に穏やかな笑みを広げながら、栗色の髪をそっと梳いていく。
その甘く優しい感触に、香もつられて微笑み返した。
「好きなのは」
ぜんぶ。
リョウにゆっくりと寄り添うと、香はふわりと囁いた。
「あぁ…」
小さく零れ落ちた想いに応えるように、香を引き寄せ、強く掻き抱く。
俺だって好きだ。全部、好きだ。
髪も、指も、肩も、強い瞳も。
時には凶暴になる、刺激的な性格だって。
熱っぽい身体を抱きしめながら、リョウは繰り返し心で呟く。
胸中にある想いを、そのまま丸ごと言葉にしてやればいいのだろうが、リョウにとってそれはかなり困難な事。
言葉よりも態度で。
これが、リョウの愛情表現なのだ。
そっと香を横たえれば、はやく、と誘うように伸ばされた白い手。
硬い胸を掠めた指先を絡め取ると、滾る想いを注ぐように、やわらかい身体に身を沈めた。
*********
お祭り最後は、ちょっとS気味だけど甘い、という何ともまとまりのない内容になってしまいました^^;
勝手に始めたお祭りですが、一応これで終わりです。
MAYのエロ妄想にお付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございましたvv
また何か思いついたら、お祭りやりたいなぁなんて思ってます^^
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