ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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<注意>
このお話はR18です。
18歳未満の方、原作以上の男女の関係が苦手な方は、閲覧をお控えくださいませ。
上記をご覧になった上での苦情等は受け付けておりませんので…。



先日UPしたお話『こんなにも』の続きを書いてみました。
露骨な表現はありませんが、いたしてますのでR指定です。
甘くいこうと思ってたら、だんだんシリアスなムードに…。かなり迷走してます^^;
一線越えて間もない二人の頃の設定です。






<ring>



愛されたら、それと同じだけのものを、それ以上のものを与えて。
愛したら、それと同じだけのものを、それ以上のものを求めて。
知らぬ間に二人の間に存在していた、それは目に見えない繰り返される法則のようなもの。
いつかそれがバランスを崩して、途切れてしまう事を、香は恐れていた。

愛していると言われて、抱かれて。満たされたはずなのに。
恋を超えた想いは、自分の意思を通り抜けて欲深くなってしまった。
もっと、その先まで触れて、埋めて欲しいと渇望し続ける。

長い間抱いてきた想いに応えてくれただけで充分だ、なんて。
そんなのは、ただのきれいごとだという事を教えられた。
本当は知っていたその醜さを、愛される事で直視せざるを得なくなった。


緩やかに身体を降ろされ、少し冷たいベッドに横たわる。
力強い腕が香を囲い、ベッドが音を立てた。
鈍く軋む音に未だ慣れない香は、急速に鼓動を早めていく。

自分を見下ろす、静かな微笑み。
いつもは愛おしく感じるはずのそれも、今の香にはどこかよそよそしく思えて、悲しみが増した。
昼間見た光景が、自身を潤していた温もりを奪い去ったから。
その場面に、情の欠片もなかった事は理解したはずなのに。
その時感じた憂いが、香の中に巣食う不安に拍車をかけ、幸せを疑わせる。

もっと激情にまみれているものだと想像していた。リョウに抱かれるという事は。
基本的に女性に対する姿勢は、強引で引く事をしない。
だから、怖いぐらいの激しさを体験するのだと、香は覚悟していた。
だが、触れてくる手も唇も、抱き締める腕も身体も、優しくて。そして控え目だった。
全てが初めての事だったが、香はその事に小さな不自然さを感じていた。
リョウらしくない振る舞いなのでは、そう思えた。
そして、その原因はやはり自分にあるのでは、密かにそう考えていた。
今もその不安は払拭されない。
頬や肩口を撫ぜながら重ねられる、触れるだけの唇が、もどかしくて遠慮がちに思えてならなかった。

「どうして、そう思うんだ?」
「…?」
首筋を這う唇が声を発したから、灰色の思考を閉ざす。
「俺が満足してないって、思ってんだろ?」
たった今まで考えていた事を問われ、香は口を噤むと顔を背けた。
胸の内を明かすには、大きな抵抗がある。きっと惨めな気分になってしまうだろう。
「コラ、正直に白状しろ」
リョウは、横顔を無理矢理自分の方へと向け、答えを促した。

かなり面食らってしまった、香の言葉。
まさか香があんな事を言うなんて、露とも思わず。
想像し難いその意味を知るまで、どうも心が晴れないのだ。

「…だ、だって」
黙ったまま上から見据えられる事に息苦しさを覚えた香は、観念したように徐に口を開く。
「だって、あんたって、もっこりしか頭にないような男じゃない?」
「…おま、随分な言い方するのな」
否定はしないが。リョウは呆れながらも心の中で呟く。
「なのに、なんか変に優しいし。何となく遠慮してるように見えたから、だから…」
「…だから?」
「…やっぱり、私じゃダメなのかな、って」
尻すぼみに小さくなった声が完全に消えると、香はシーツの中に潜ってしまった。

「…なるほど、そう解釈してたわけね」
これまた意表を突く香の本音に、リョウは驚き、激しく脱力した。
香の幼さに対する労わりや気遣いを、まさかそんなふうに感じていたなんて。

リョウは、香らしい勘違いに薄く笑うと、人型に膨らんだシーツを一気に剥いだ。
「このバカが」
言葉とは対照的な柔らかい笑みで、香の鼻先までぐっと近付く。
「それはお前の為を思って、そうしてたんだろうが」
「…え」
「俺に全てを捧げたカワイイ香チャンの事を思って、優しくしてたのに。それなのに…」
そう吐き捨てると、リョウはわざとらしくかっくりと項垂れてみせた。
「…じゃぁ」
「それもお前の勘違い。妙な心配するなっての」
リョウは、目をぱちくりさせる香の髪を梳くと、少し不貞腐れた顔で間違いを正した。

しかし、少し意外だった。リョウはちらりと考える。
色事に不慣れな香に、こんな事を考えてる余裕があったなんて。
情事の最中にもかかわらず、抑制していた心に気付いていたとは驚きだ。

「本気、出していいんだな?」
「え?」
リョウは、安堵したような様子の香を見下ろし、ほくそ笑む。
「そんな事を考えてる余裕があるんだから、もう手加減しなくてもいいだろ?」
「え、ちょ、ちょっと」
だらしなく崩れた顔で圧し掛かってきたリョウに恐怖を覚えた香は、押し迫る身体をぐいと跳ね除け抵抗する。

確かにリョウの言う事も一理あるが、だからといって今までの行為の中に余裕があったわけではない。
未熟な身体にその触れ合いは、大きな負担を伴い充分に香を侵食していて。
今回たまたま、その中に潜んでいた暗い部分が浮き彫りになっただけなのだ。

「ひとつだけ、言っておく」
広い胸に当てられたか細い腕をベッドへ縫い止め、うろたえる香に口付ける手前で、低い声を落とした。
「お前を抱いたのは、惰性でも、同情でもない。俺がそう望んだからだ」
「リョ…」
切迫した声で本音を告白すると、薄く開いた唇に己のそれを押し当てた。

優しいと感じたのは僅かで、すぐに唇をこじ開けると、舌を絡めて緩く噛み付き中を犯す。
強い力に押さえ付けられ、息継ぎする事も敵わず、白い肌が淡く色付く。
眩暈を覚えた香は、震える指先でリョウの肩にしがみ付いた。

ずっと、香を望んでいた。
情に絆されたわけでも、馴れ合った上での結末でもない。
そこに曖昧な理由は存在せず、己の意思で香に触れたのだ。
大切だから、優しくしたかった。傷付けないように、労わりたかった。
その心情を、微塵でも不安に思うのならば、思うまま正直になるだけ。
熱情を注ぐだけだ。

唾液でふやけた唇を解放し、虚ろな瞳に浮かぶ涙を指で拭う。
いつもと違う姿に少し恐怖しているような、微かに怯えて震える睫に小さく口付けた。
「やめろって言っても、無理だぞ」
「…」

香は一瞬呼吸を止めた後、小さく頷いた。
熱を孕んだ眼差しを一度瞳に映し、静かに視界を閉ざしたのは、俄かに沸き立つ好奇心を感じたから。
痛みを伴うであろうその激しさを怖いと思いながらも、それでも、見てみたいと思った。
自分だけに向けられる全てを感じて、受け止めたい。
そうする事で、心の底にある疑念が消え去ると思ったから。


施される愛撫は穏やかではなく、刻み付けるといった方が適切だった。
軟い肌を吸い上げ、紅い痕をいくつも残して。
這い回る手は、あちらこちらを強くなぞるから、圧迫される感覚に香は身を捩じらせて喘いだ。
強い刺激に反射的に逃れようとする身体を捕らえて、仰向けにさせると、潤んだ中心へ手を伸ばし指で貫く。
「ああっ…んっ、ふ…あっ…」
動かす度に大きくなる水音と、鼓膜を震わせる嬌声がもっと聞きたくて、ざわめく内側を強く引っ掻くと、香は背をしならせ指を締め付けた。
中に埋めた指は休めず、空いた手と唇が、香の身体を追い詰める。
やがてリョウの執拗な責めに耐えられなくなった香は、一際艶やかな声を上げると、身体を震わせ達した。

不規則に痙攣しながら力なく投げ出された肢体を、焦れたような心地でリョウは見つめる。
息つく間も与えず、早く繋がりたい。
乱暴な衝動が襲い掛かる。

本当は自我を解放する事は、避けたかった。
自分の奥底にある想いは、優しさのようで、実はもっと荒い類のもの。
それを囲う柵を外せば、慈しみを忘れ、際限なく求めてしまう事を分かっていた。
だが、理性はとうに流れてしまった後。
頭の隅で制止する心に気付いても、身体は既に本能に従う事しかしない。

ふくよかな胸を上下させる姿に、じわりと腹の奥が熱を帯びる。
リョウは半端に閉じかけた太腿を押し広げると、一気に自身を埋め込んだ。
「ああっ」
全身を貫く快感に、悲鳴のような声が散らばる。
敏感に研ぎ澄まされた身体は、強くリョウを締め付け、奥への侵入を阻む。
その抵抗をじりじりと解いて最奥まで行き着くと、リョウは香を激しく揺さ振った。
痛みが混じる悦楽に、シーツをきつく掴んで悶える。
仰け反った青白い首筋に浮かぶ紅い管を舌でなぞると、内部から雫が溢れリョウを濡らした。

一度抉るように突き、身体を入れ替えると、香を上に跨らせる。
強く腰を掴んで下から突き上げると、揺れるリズムで喘ぎながら、頼りなく香が割れた腹の上に手を置いた。
今までに感じた事のない波に、目の前が霞む。
揺らめく世界を視界に映すと、焦点の合わない瞳がリョウを捉えた。

泣いているのか。一瞬、そう思えてしまう程の切なさに満ちた表情に、香は胸の中を掻き毟られた。
苦しくて、切なくて、愛おしくて、涙が落ちる。
こんなにも、悲痛な面持ちで抱くなんて。
自分を切望していた心に触れたような気がして、切なさに息が詰まる。
不意に伸ばされた手が、汗で湿った髪を優しくかきあげるから、やりきれない想いが心を満たした。

激情に全てを任せたように見えても、やはり優しさは残っていて。
愛している事を柔らかく伝えてくれるから、恋しさが募り、堪らず叫んだ。

「リョ…あっん…キ、ス…してっ」
「かお…りっ…」
「あ…してるっ…て、言って…」

涙に滲む願いを聞いた刹那、淡い髪を梳いていた手に力を込め引き寄せると、望む言葉を囁き、深く唇を塞いだ。

もっと


キスが途切れる合間、もっと欲しいと強請る香に、リョウは何度も言葉を紡ぐ。

香からもらった、言葉では言い尽くせない程の情愛の、まだ半分も返してはいなくて。
だから、望むものなら何度でも、いくらでも、与えてやりたい。
もう既に命を持つ意味を失くした存在が、今も生きている理由は、香の中にあると、そう思うから。
香の為ならば、命を捧げる事もいとわない。

意識が途切れるまで続いた行為は、まるで無限に繋がるループのようで。
それは二人の間に介在している法則が、確かなものである事を証明しているようにも見えた。






<あとがき>
ごちゃごちゃと、とっちらかった話でスミマセン^^;
どうもRモノとなると迷走レベルが上がるんですよねぇ。
で、何が書きたいのかを見失ってしまう結果に…。
いつも以上に盛り上がってる二人を書きたかったんですけど、上手く表現出来ません。修行が必要ですな…。

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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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