ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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原作以上のお話です。
前回の記事でチラ見せした絵の続きを描いていたら、ほんのりピンクの妄想をしてしまいましたので、ちょこっとお話も書いてみました。
Rな内容ではありませんが、ちょいエロです^^;



<本当はね>



もしかしたら、私は長生き出来ないかも。
異常なまでの大きな鼓動を感じながら、心の中で呟く。
住んでいる世界も自分を取り巻く環境も物騒なのだから、それは当然の事かもしれないが。
今危険を感じているのはそういう事に対してではなく、息が混ざり合いそうな程に接近しているパートナーに対して。

ほんの数秒前まで、二人でケラケラ笑っていたのに。
普通に会話していたはずなのに。
何かをきっかけに、人格が変わったみたいに豹変して。
顔の両側に手をついて静かに見下ろす男は、さっきまで笑っていた人間と同一人物だろうか。
香は分からなくなる。

いつも、ある程度は構えているつもりだ。
リョウはとても気まぐれだし、基本となるポジションが分かり難い。
要は掴みどころのない性格で。
うっかり油断すれば、不意を突かれて囚われる。
だから、出来うる範囲で行動を予測し、自己防衛をしているつもりなのだが。
リョウはそんな自分の予防線を、容易く越えてみせる。
まるで、お前がしている事は無駄なんだと嘲笑って、楽しむように。

日常のいろんな場面で見せるこの男の落差は、とても心臓に悪い。
ジェットコースターの最高点から一気に急降下するような、そんなスリルを毎日強制的に体験させられているのだ。
はっきり言って勘弁して欲しい。せめて、もう少し手加減してくれと、切に願うのに。
残念な事に、リョウは一切手加減してくれない。
人の心を、体を、ぐらぐらと揺さ振って心底楽しんでいるのだ。
今も、激しく動く心臓の上に手を置いて、愉快そうに笑っている。
きっと大きな掌には、細やかな振動が伝わっているに違いない。

こういう体勢は、非常に面白くない。
わざと動揺させて、それを楽しむなんて、悪趣味過ぎる。
きっとリョウの思うようになってしまうとしても、負けず嫌いな自分としては、このまま引き下がる事は出来なくて。
無駄な足掻きと分かっていても、一言言わずにはいられない。

「アンタって、本当に意地悪な男ね」
「そんなの今更だろう」
「私を困らせて、そんなに楽しい?」
「もちろん」

満面の笑みで答えるリョウに苛立ちが募るが、節くれ立った指が繊細な動きで耳元を撫ぜるから、怒気が削がれてしまう。
緩い快感に流されそうになる心を振り払い、きっと前を見据える。

「こういうのって、すごくイヤなんだけど」
「…へえ」
若干目を見開いて意外そうな表情になったかと思うと、一段と感じの悪い笑みを浮かべる。
「俺はてっきり好きなんだと思ってた」
「…何が?」
「俺に苛められるのが」
何もかもを見透かしたような鋭い視線に、今度は香が目を見開く。

何だかとても居心地が悪い。
そう感じるのは、隠していたつもりの深層をあっさり言い当てられたから。
気まずさを感じながらも、リョウの言葉を肯定したくなくて、香は心を偽り続ける。

「そんなわけないでしょう。私はもっと、普通が、いい」
気丈な態度でいたいのに、耳を弄んでいた手が首筋を擽るから、頑なな精神が崩れそうになる。
「これが俺の普通なんだけど」
「リョウに合わせてたら、こっちの身が持たないの。少しは、合わせてくれても」
「イヤだね」

抗議の声は、不甲斐なく震え始めて弱弱しくなる。
だからリョウには何の影響も与えられず、簡単に一蹴された。
「俺は香チャンの言うとおり、意地悪な男だし、優しくないし。だから、お前が慣れるしかない」
悪びれる素振りもない言葉を紡ぐ唇は、青白い首を這う。
熱い息が薄い皮膚を掠める度、本心を包む膜が脆くなる。
「そんなの、勝手過ぎる」
もう吐息混じりの声しか出せなくて、でもどうしても限界まで引かずに抵抗したい。
香は押し寄せる厚い胸板を微弱な力で押し返し、抗い続ける。


認めたくはないが、本当はリョウの言うとおり、好きなのかもしれない。
太い腕に囲われる閉塞感。
穏やかな瞳に妖しい光が垣間見える瞬間。
艶めいた気配に縛られる度に感じる、心地よい息苦しさ。
こちらの都合なんてお構いなしの自己中心的な態度を、心の底では気に入っているのかもしれない。

関係を持ち始めた頃は、戸惑いしか感じられなかった力と想い。
でもいつの間にか、それを待ちわびている自分がいて。
リョウの奔放さを否定しながらも、結局はそれを好意的に受け入れていた。

操られて翻弄される事を気持ちいいと思うなんて、ちょっと危ないかも。
常に思考の先頭には、そんな建前がある。
でもそんなものは、真っ先にリョウに壊された。
防御壁がなくなれば、ややこしい事は考えられなくなって、感覚だけが研ぎ澄まされる。
それは、与えられる悦楽を一つたりとも逃すまいとするように。



行為の最中に他の事を考えられるのは、男の癪に障るようで。
いつもより強い愛撫により、香の思考は断ち切られた。
霞む視界には、やや不機嫌なリョウが映る。
眉間の深い皺が、淀んだ感情を隠そうとしない。

「何、考えてんだ?」

拗ねた口調に、思わず心の中で微苦笑する。
いつも自分より優位に立つ男の心情を少しでも乱す事が出来たと思うと、無性に嬉しい。
ささやかながらも、仕返しが出来たみたいで。

「別に」
身体中を弄る手の感触に震えるから、緩慢とした動きで太い首に腕を回す。
「リョウの事を、考えてただけ」
「…ふうん」
早く先へ進みたいのだろう、リョウはそれ以上深く追求せずに再び滑らかな肌に触れる。

火照りだした身体をじわじわと侵略する圧迫感が、押し当てられる唇の熱さが、快感にすり替わる度気持ちよくて、香はもう考える事を止めた。

甘さも、厳しさも、ひたむきさも、幼さも、全て愛おしい。
だけど、やっぱりこれをたくさん望んでしまうから。
胸元で蠢く頭を撫ぜながら、可愛くお願いしてみた。

「もう少し、優しくして」

一瞬虚を衝かれたように動きを止めたリョウは、香と視線を重ねる。
汗で額に張り付いた髪をそっと払うと、今度は蕩けるような甘い瞳で笑ってみせた。
この笑顔には本当に弱くて、香はやられた、と観念する。

いつもいつも、面白いように操られるのは、やはり腹立たしい。
でも最後にこうやって笑われると、言葉を失ってしまう。
痛い程の想いが、伝わるから。

「俺はいつでも、優しいだろう」

熱を孕んだ声で囁くと、深く唇を合わせて熱情を注ぐ。
そのキスは、言うとおりどこまでも優しくて、香はそっと瞳を閉じた。
舌が…






<あとがき>
相変わらず、分かり難い文ですみません。
自分本位なリョウちゃんに振り回されるのは大変だと思うのですが、本当はそうされるのもちょっとイイかも…なんて思ってるのかな、香ちゃん。
いわゆるアレです、イヤよイヤよも好きのうち、というやつ。
リョウちゃんの子供染みたわがままを、仕方ないなぁと受け入れる香ちゃんが大好きです^^

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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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