ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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原作以上の内容。
糖度高めの短編です。




<あたためてあげる>



愛しのパートナーは外出中だから、リビングがやけに寒く感じる。
実際今日は物凄く寒い。雪が降りそうな程に。
こんなんじゃ何もする気にならないし、ナンパに出掛ける気にも。
…いや、ナンパなんてもう端っからする気もないのだが。

ソファの上ででかい図体を丸くして虚しく防寒してみるが、こんな事をしたところで温もるわけがない。
やっぱりアイツがいないとなぁ。

何となく、主人の帰りを待つ犬のような、そんな気分になって。
アホらしい、と自分につっこんだ。
が、香の気配を感じた途端、忌々しい寒さなんてすっかり忘れて、浮かれたような心境。
それは宛ら尻尾を振って喜びはしゃぐ犬みたいだと、先程と同種のイメージが浮かぶ。
俺ってまるで、アイツに飼い慣らされたペットだな。
そう思えてきて、今度は口元を緩ませた。



「ただいま~。うう、寒い」

たくさんの荷物を抱えてリビングに飛び込んできた香を見て、俺は目を据わらせる。
上半身はダウンを羽織っているからいいとして、問題は下だ。
このクソ寒いのに、いくらなんでもレザーのミニスカートはないだろう。寒くて当たり前だ。

腕を摩りながらふるふると震える香。
パートナー思いの心優しい俺としては、そんな彼女を放っておけなくて。

「香」
「ん、なに?」
「ちょっと、こっちおいで」

くいくいと手招きしている俺のそばまで来た香。
ほっぺたも指先も、かわいそうな程真っ赤だ。
冷えた手を擦り合わせながら、大きな瞳が用件を伺っている。

「回れ右して」
「は?」
「いいから、さっさとする」

一体なんなのだ、と首を傾げながらも香はくるんと背を向ける。

「はい、着席」

今度は香の反応を待たずに強制的に座らせた。

「これでよし」

股の間には可愛いお尻。
腕の中には少し冷たい体。
甘い匂いがする髪が、首筋にふわふわ当たって。

俺の体にぴったりと密着した柔かい体をぎゅうと閉じ込めて、にんまりと満足する。

「ち、ちょっと、何してんのよ」
「ん~、何って、寒いって言うから暖めてんだろ?」

もっと深く抱き込んで、冷たい顔に頬ずりして、かじかんだ手を包み込んで、全身で熱を移す。
恥ずかしいのか、もじもじとしていた体が大人しくなり、ひんやりしていた頬が少しずつ火照り始めるものだから、堪らずピンク色の肌にキスをする。

やる事はしっかりやっているのに、こんなありふれた抱擁にも可愛い反応をするなんて、愛しさは募る一方だ。


「ね、リョウ、離してよ。夕ご飯の準備しなきゃ」
「ダメ。ちゃんと暖まるまで離してやらんもんね」
「…もう」

少し首を捻って後方を見ると、くすりと笑って完全に体を委ねる。
ぬくぬく

「冷てぇ手」
「だって、凄く寒かったもん」
「手袋ぐらい、していけよ」
「…なくなっちゃったんだよね」
「あ?」
「去年使ってた手袋、どこに仕舞ったか分かんなくなっちゃって」
「ドジ」
「…フンだ」
「明日にでも、買いに行くか」
「…それって、少し早いけどクリスマスプレゼント?」
「そういうわけじゃないが…。お前、そんなんでいいのか?」
「いいよ。どうせリョウお金持ってないでしょ」
「む……」
「ふふ、別に何にもいらないわよ。それに、リョウがくれるものなら何でもいい」
「…」


この体勢で、雰囲気で、とどめの一言を言われては、俺の発作が起きるのは必至。
もうすっかりいつもの体温に戻った耳たぶに唇を当てて、小さな愛撫を与えてみる。

「それじゃ、貧乏なリョウちゃんは、体で満足させるしかないなぁ」
「う…それ、遠慮しとくわ」
「そんな事言わずに、受け取ってくれよ」


耳から首筋を滑り落ち、また同じ道を辿ると、腕の中の温もりが強くなって。
「お試しで今から少しあげるから、検討しろよ」
少し低めた声を送り込めば、艶やかな吐息が零れ落ちた。
「ね、もしかして、今から」

抵抗する体を楽しむのも好きだが、今はどちらかと言えば早く気持ちよくなりたい。

絶妙なタイミングで、上気した顔が振り向く。
赤みの強い唇が言葉を紡ごうとした隙に、声ごとまとめて塞いだ。
抗議の声を出せない代わりに拳をぶつけられるが、そんなものは痛くも痒くもない。
両手首を一まとめにして、体と一緒にソファに倒す。

「夕ご飯、いらないの?」
「後から適当に食えばいい。とりあえず今はこっちが先だ」

見上げる瞳が呆れたのは一瞬で、仕方のない男だと優しく笑う。
それが怪しく艶めく様を早く見たくて、もう一度強く唇を重ねた。

ある寒い冬の、午後の出来事。





<あとがき>
最初はイラストだけUPする予定だったのですが、激甘な妄想が浮かびまして勢いで書いた短編です。
今日みたいに寒い日は、むぎゅうと暖め合っていると思います、へへへ。
でもリビングでするのはちょっと寒いですよね^^;
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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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