ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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stay、2話目です。
甘かったり、おちゃらけたり、もうグダグダな内容です(笑)。
リョウちゃんの腕の怪我とか思いっきり忘れていたので(オイ)色々矛盾してますが、軽~くスルーしていただけると助かります…。
香ちゃんがあり得ないぐらい天然ですv

<stay(2)>


「お前がいてくれないと、困る」

もう一度、今度ははっきりとした口調で先程の言葉を繰り返した。

2、3度瞬きをすると、香はゆっくりと口を開いた。


「…どうして?」

「……あ?」

香の口から零れた予想外の言葉に、リョウは顔を顰めた。
どうして、と言った香は明らかにリョウの言葉を理解していない顔付だ。

「どうして…って、おま…」

リョウはそこまで言うと、がっくりと項垂れた。
リョウは忘れていたのだ、香の鈍さは国宝級だったという事を。
この雰囲気であれば、あの言葉がどういう意味を持つか分かりそうなものだ。
だが、目の前の女には、回りくどい言い方では通じない。

本人にとっては一世一代の告白を、『どうして?』の一言で一蹴されてしまいリョウは頭を抱えた。
しかし、よくよく考えてみれば香のこういった思考を作り上げた原因は、リョウに因るものが大きい。
リョウもその事は百も承知だ。

リョウは再び顔を上げると、諭すように言った。


「…俺には、お前が必要だって言ったんだよ」

「…え……あ」

リョウの言葉をやっと理解した香は、次第に顔を赤く染め俯いた。
「ったく…皆まで言わせるなっての、このドンカン娘が」
そう悪態をつくリョウも、少し顔が赤らんでいる。
「ゴメン…」
申し訳なさそうに顔を上げた香は、リョウの優しい瞳とぶつかり更に赤面した。


香はこのくすぐったい空気に耐え切れずに、変に明るい声で話しかけた。

「で、でもリョウ、私がずっとパートナーで後悔しない?」
「は?」
「私とずっと一緒って事は、リョウはハンマーで潰されっぱなしの人生になるのよ?そりゃ依頼人以外の女の人に関しては何も言う権利は私にはないから、今までよりはハンマーの回数減っちゃうけど…」
「お前、そんなの今更だ……あ?何言ってんだ、お前…」
「だってリョウ言ったじゃない。依頼人以外の女にちょっかい出す事でハンマーされるのは納得いかないって、自由恋愛だって」
「……」

どうも香の話の内容がずれていると感じたリョウは、物凄く嫌な予感がして恐る恐る尋ねた。

「香…お前、さっき俺が言った事…どういう解釈したんだ?」
「え、さっきって?」
「お前が必要だって言った事だっ!!」
突然怒鳴ったリョウに、一歩後ずさった香は驚きながらもサラリと言ってのけた。
「パートナーとして、必要だって事でしょ?」

嫌な予感が的中したリョウは、今日何度目か分からない脱力感を感じていた。
リョウの想いは完全には伝わってはおらず、香は先程の言葉を『自分はパートナーとして必要とされている』、と解釈していたのだ。

鈍い女だとは分かっていたが、ここまでくると性質が悪い。
自分のせいだとは分かっていても、あまりの鈍さに怒りすら感じる。
リョウは怪訝そうに自分を見る香に、理不尽な感情をぶつけた。

「依頼人の女だろうが何だろうがそんなモン関係ないっ!好きなだけ俺にハンマーすりゃいいだろっ!お前にはこれから俺にハンマーする正当な理由が出来るんだから!!」
「な、何怒ってんのよ。言ってる意味がよく分かんない」
「うるさいっ!お前があんまり鈍感だから怒ってんだろ!ホントに物分りの悪いヤツだなっ!お前が必要だって言ったのはっ…」

リョウは盛大に舌打ちをすると、あまりの剣幕に呆気に取られる香を力任せに掻き抱いた。

全部


「お前が全部欲しいって…そういう意味だ」


喉の奥から搾り出された苦しげな声に、香はようやくリョウの想いを飲み込んだ。
きつく抱きしめた体が、徐々に温度を上げていく。

「…やっと分かったか、このバカ」
リョウの言葉にも、香はただ頷く事しか出来ず動けずにいた。

リョウは、感情のまま怒鳴ってしまった事を詫びるように、丸くなった背中を優しく撫ぜる。

「これから香チャンは俺のモノになるんだから、好きなだけヤキモチ妬いて好きなだけハンマーすりゃいいだろ?……てか、ハンマーの出番はなくなると思うぞ?」
「…どうして?」
「どうしてって、これも説明しなきゃ分かんねぇの?」
「どうせ鈍いもん…」

いじけた香にくっくっと笑うと、リョウは腕を解いて香と向かい合った。


「お前がいれば他の女なんか、もうどうだっていい」

少し低くなった声で呟いたリョウの真摯な瞳に、香は鼓動が跳ね上がる。


「お前しかいらない…」

リョウは赤く染まった頬に手を伸ばし、震える唇に口付けた。
初めて触れ合う唇は痺れるように甘い。

リョウは、深く沈もうとする感情を抑え、そっと離れた。
香の瞳は、驚きに見開かれ潤んでいた。

「そんな顔してると、いろいろシたくなるだろ?」
「いろいろ…って?」
「いろいろって、そりゃキスより先の事に決まってんだろ?」
「!!」
リョウの言葉に、香は音を立てて更に赤くなった。
「あれ、これは説明しなくてもわかったんだな。よし、じゃあ物分りのいい大人な香チャンには、リョウちゃんがたーくさんご褒美をあげよう♪」

リョウはニヤリと笑うと、香を肩に担いで足取り軽くリビングのドアへと向かった。

「ちょっ、こらっ!何すんのよ、降ろしてっ!!」
「やなこった。もうリョウちゃんお前といろいろスル気満々だもんね~」
リョウは顔の横にある引き締まった尻を、ペチンと叩いた。
「ギャーっ!!何触ってんのよっ、このバカ!!」
「ハハ、尻触ったぐらいで恥ずかしがってたら、リョウちゃんといろんな事楽しめないぞ~」
「たっ、楽しめなくていいわよっ!大体なんでいきなりそういう展開になるのよっ!私は何も言ってないぞ~っ!!」
「ハイハイ、お前の言い分はベッドの上で聞いてやるよ」

リョウの背中を叩きながら悲痛な声で叫ぶ香とは反対に、リョウはこれ以上ない程の楽しそうな声を上げながら自室へと消えていった。


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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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