ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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久々の原作程度のお話です。
初期の頃のほのぼのとしたお話かな…。

<スキあり!>


食い物の匂いで浅い眠りから覚めた。
どうやらソファでうたた寝をしていたらしい。
「くぁ…」
背骨を伸ばすように伸びをすると、ボーっとする頭で匂いに誘われるようにキッチンへと向かった。

シンクの前で夕食の支度に追われる香は、俺に気付くとニッと笑った。
「やっと起きたか。もうすぐ出来るから座って待ってて」
そう言うと再び忙しなくテキパキと動き始めた。
「あいよ~」
俺は席に着くと、これといって手伝う事がないので暇つぶしに香を暫し観察。
観察中です♪

日頃は男っぽいくせに、こうやってメシを作ってる姿なんか見るとやっぱり女なんだよなぁと改めて思う。
いや、そこらへんの女よりも結構家庭的でよく気が付く女なんだよな、実は。
ここに来た時はまだガキっぽい所が多かったが、最近はこう、何というか、丸みを帯びてきたというか…そう、グッと女っぽくなってきている。
どっちかというと、俺好みの女になってきてるんだよな…。
あのケツの形とか、もろストライク…。

「ちょっと!」
「うわっ!!」
香の尻を見ながら良からぬ方向へ考えが向いたその時、突然香に声を掛けられ俺は思わず飛び上がり、イスから転げ落ちた。
「…何やってんのよ、アンタは」
転がったままの俺を、香が仁王立ちで見下ろしている。
今日の香はミニスカート、今にも中が見えそうだ。
「そのカッコで仁王立ちはちとマズイぞ、香」
「!!うるさいっ!」
「ぐえっ!!」
人の優しい忠告を無視してハンマーとは、やっぱりコイツは女じゃねえ、前言撤回だ!
「いつまでも埋まってないで、並べるの手伝ってよ!」
香は顔を赤らめて、ハンマーの下敷きになった俺に言い捨てた。
埋めたのはお前だろが、とブツブツ文句を言いつつも、優しい俺は出来立ての料理を並べていった。

今日の夕食は和食中心のメニュー。
今日も一日暑かったし、サッパリしたものを食べたいと思っていた俺には、これまたストライクのメニューだ。
そういえばいつもそうだ。
俺が食べたいと思うものを、さり気なく作っている事に最近気が付いた。
こういう事を出来るということは、やっぱり気の付く女なんだよなぁ…と思う。
全く、何てギャップの激しいヤツなんだ。

「いただきまーす」
二人席に着くと、俺はかき込むように目の前の物をたいらげる。
その姿に香はいつもの文句を言い始めた。
「アンタねぇ、少しぐらい味わって食べなさいよ。それにちゃんと噛まなきゃ体に悪いって何度も言ってるじゃない」
「うるせぇな、俺は腹が減ってんの。そういう事は料理のウデを上げてから言いたまえ、香クン」
「なに~っ!いっつも食べるだけのくせして、偉そうに!」
「たまには俺をうならせるぐらいのモンを作ってみろ」
「フンっ、人の作った物を飲み込むだけの味覚オンチのアンタには、絶対に作らないわよ!」

…ま、一緒にメシを食う時はこういう具合に賑やかになるんだよな。
香の言う事に対して、大人気ないなぁと思いながらも、香の反応が面白くて、ついからかうような事を言ってしまうんだ。

以前はこんな風に誰かと食事をするなんて事はなかった。
ただ腹を満たすだけの行為で、そこに何の感情もなかった。
だけど、こうして香とメシを食うようになってこの時間を、楽しいかも…と思う自分がいるんだ。
いや、食事の時だけじゃない。
香が傍にいると、今までに感じた事のない暖かい気持ちになる。
大体俺は独りを好む人間だ。
誰かと馴れ合う事なんて真っ平ゴメンだった。
だけど、コイツは違うんだよな…。
香と一緒にいても、ちっともイヤな気分にならない。
うっとおしいとか、煩わしいとか、そんな事を思ったことは一度もなかった。

『槇村の妹』だからか、とも思ったが、なんか違う気がする。
何かもっと別のなにか…ん?…まさか俺、コイツに惚れて……。
いっ、いやいや、そんな事はあり得ん!
俺は、頭を振って一瞬過ぎった想いを吹き飛ばす。
大体アイツには色気というものが全くない!
香に惚れてるなんて、あるわけない!!


「…おーい」
「…ん…あ?」
「どしたの?急に頭振ったり、ボーっとしたりして」
「な、なんでもねぇよ」
妙な事を考えていた俺は、ついぶっきらぼうに言葉を投げた。
「ねぇリョウ、急にブツブツ言い出したりして…いくらいい歳したオッサンだからって、ボケるにはまだ早いわよ」
「…オッサンだとぉ~!」
俺の一番嫌いな単語を言われ、俺はすぐさま反撃に出た。
「いいか!俺は万年二十歳のもっこりお兄さんだとあれほど言ってるだろ!!断じてオッサンじゃないっ!!」
「な~にが二十歳よ、バッカじゃない。私から見れば、立派なオッサンよ!」
「こっ、このヤロ~!!」

オッサンオッサンと連発された俺は、堪忍袋の緒が切れた。
こんな口の減らないガキに惚れたなんて一瞬でも思ったとは、冴羽リョウ一生の不覚!!
ここはこの憎たらしい小娘を一発ぎゃふんと言わせねば…!
俺は残っていたメシを一気にたいらげると、リビングへ向かうフリをして席を立ち香の傍へ歩み寄った。

「あ、香」
「…なによ」
俺の声に顔を上げる香。

今に見てろ、天誅を食らわせてやる!!

「ほっぺたになんか付いてるぞ」
「えっ、うそっ」

バーカ、そんなモン付いてねぇよ。

俺の言葉をまんまと信じた香は、自分の頬をペタペタと触っている。
「ホレ、取ってやるよ。こっち向け」
「う、うん」
またしても、俺の言うとおりに顔を向ける香。
コイツ変なところで素直なんだよな、ちっとは疑えっての。

「スキあり!」
「えっ」

俺の嘘を信じ、じっとこっちを向いていた香に手を伸ばすと、その柔らかそうな白い頬に軽いキスをした。

「へへっ、隙があり過ぎだよ香クン。まだまだ修行が足らない…あれ?」
俺は、怒鳴るか下手すりゃハンマー連打か?と香のリアクションを予想していたのだが…コイツ、真っ赤になって固まっとる…。
オイオイ、たかがホッペにチューだぞ。
それを、あれまぁ…こんなに真っ赤になっちゃって、カワイイ……じゃない!
コラっ、そこはお前の十八番のハンマーの出番だろうが!!
そんな反応されたら、俺もどうしていいかわからんだろ!!


「…コホン」
気まずい沈黙を破るように咳払いを一つ。
「こんな挨拶程度のチューで固まるとは、お前もまだまだ子供だな」
「…な、なんだと~!」
俺の軽口にようやく香が動いた。

そうそう、お前はそうやってギャーギャー言ってたほうが、似合ってんだよ。
ハンマー片手の香に追いかけられながら、俺達にはこういうのが合ってるとしみじみ思った。


~おまけ~
しかし、さっきの香…結構かわいかったなぁ。
…やっぱ俺、惚れてんのか?
…いや、それはないよなぁ。
いやでも…。(以下エンドレス…)



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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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