ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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今回のお話は、『朝起こしネタ』です(笑)
展開もベタ、突っ込み所満載、そしてほのぼのした感じにしようと思っていたのに、なぜか後半微エロ…あれれ?

<attack!>


数日前から梅雨入りした事により、ここ三日間ずっと雨。
時刻はもう朝の10時になろうかというのに、部屋の中は薄暗くじめじめしている。
雨を降らせる灰色の雲は先程より厚みを増し、太陽の光を遮っていた。

「あーもう、うっとおしいな…」
香はリビングの窓から恨めしそうに空を睨んだ。
「こんな天気じゃ何もする気が起きないわね」
そう呟く香だが一通りの朝の仕事は既に終わっている。
残すは『あの男』を起こすだけ。
実はこれが朝の仕事で一番大変だったりするのだ。
「さてと、今日もいっちょ頑張りますか!」
香は気合を入れると、リョウの部屋へ向かった。


「リョウ、起きろー!」
勢いよくドアを開けると、怒鳴るような声でリョウを起こす。
しかし、これぐらいで素直に起きてくれた例は一度もない。
案の定リョウは毛布に包まって、ベッドの上で丸くなっている。
まるで巨大な猫のようだ。
香はリョウの傍まで近づくと、毛布を半分捲り耳元でもう一度叫ぶ。
「いつまで寝てんのよ!朝だぞ、お!き!ろ!」
さすがに耳元で喚かれ、リョウはうめき声と共にその重い瞼をゆっくり開けた。
「…ったく、そんなバカでかい声で叫ぶなよ…うるせえなぁ…」
眉間には深い皺が刻まれ、その表情は不機嫌極まりない。
「何度呼んでも起きないからでしょ、もうっ」
香も負けじと仁王立ちで睨み返した。
「お前もさぁ、女ならもう少~し可愛く起こしてくれてもいいんじゃねぇのか?」
リョウは両手を後頭部に回し、寝そべったまま悪態をつく。
「ふん、どうせ私は可愛くない女だわよ。アンタが素直に起きないのが悪いんじゃない!ほら、いい加減起きてよ!」
香は力ずくで起こそうとリョウの腕を掴んだ。
その瞬間、リョウは今にもまた閉じてしまいそうな瞼を開き、勢いよく上半身を起こして香の白い手を掴んだ。
先程まで惰眠を貪っていた男とは思えない程の素早い動きに、香は呆気に取られながらも言った。
「…なによ、やればできるんじゃない」
しかし、次にリョウの口から出た言葉は香のものと噛み合わない。
「すっげー、冷たいな」
「え?」
香の手を握ったままのリョウの視線は、その白い手に向けられている。
「冷たいって言ってんの、お前の手が」
ああ、なんだそんな事、と先程のリョウの言葉をようやく理解した。
「そうかな、そんなに冷たい?」
「ああ」
自分ではそう思わなかったが、その手に触れるリョウの体温を暖かく感じるという事は、リョウの言うとおり冷たいのだろう。
リョウは視線を香の手から全身へ移し、あきれるように言った。
「お前、いくら6月だからってそんな格好してるから冷えちまうんだろ?」
今日の香はTシャツにデニムのミニスカート。
夏の定番のスタイルだが、この時期には少し寒そうだ。
「だって洗濯とか掃除してる時は暑かったんだもん、動いてたし。でもそう言われると確かに肌寒いわね」
「肌寒いわねって…人から言われて気付くか、普通。ホントに鈍いヤツだな」
「う、うるさいなぁ。アンタはいいわよね、暖かい毛布でいつまでも寝てられるんだから」
「良かったら香チャンも一緒に寝る?なんなら俺がじっくり暖めてやろうか?」
リョウは自分の横に人ひとり入れるスペースを作り、手招きをした。
「アンタなんかに暖めてもらわなくても結構よ!」
リョウは顔を赤らめムキになる香を笑うとベッドから降り、クローゼットへ向かった。
戻ってきたその手には白いシャツが握られていた。
「これでも着とけ」
そう言うとそのシャツを香の前に差し出した。
「え、いいよ、自分の服が…あ…」
「お前、何日か前に衣替えしたって言ってなかったっけ?」
そうなのだ、梅雨に入る前に気合を入れて衣替えした事を、香はすっかり忘れてしまっていたのだ。
「ほれ」
「あ、ありがと…」
香はシャツを受け取ると、その大きなシャツを羽織った。
女としては背の高い香だが、リョウの服はその体さえもすっぽり覆い隠してしまう。
「やっぱり大きいね、リョウの服」
自分の手先を余裕で覆う袖を揺らしながら、香は頬を赤くして笑った。
リョウの服を身に着けるのが、なんだかくすぐったくて照れくさい。

その仕草を見ていたリョウはおもむろに口を開いた。
「…なんかさ」
「?」
「俺のシャツしか着てないみたいだな、そのカッコ」
「え?…!!」
リョウにそう言われ香は改めて自分の格好を見て、ようやくリョウの言葉の意味するところを理解した。
香の長身を隠したシャツは香の着衣までも隠し、シャツの下からはその見事な美脚が伸びている。
つまりリョウの言うとおり、シャツだけを着ている格好に見えるのだ。

「なんか、やらしいな…そのカッコ」
リョウはジリジリと香に近づき壁に追い詰めた。
キケン!キケン!
その瞳はかなり危険な光を放っている。
いつもは簡単にハンマーで叩きのめす香だが、こういう時のリョウにはなぜか手が出せない。
リョウの顔が触れそうなほど近づいた。
「…すげ、そそられるんだけど」
リョウは白く滑らかな内腿を指の腹で優しく撫で上げた。
「…っつ」
皮膚の薄い部分に触れられ、ぞくりとする。
「たまんない…」
そう耳元で囁かれ、膝が震えだした。
内腿に触れたままの指が、更に上へあがってゆく。
「リョ、ちょっと待って、まだ朝なのに…」
すでに香の首筋に顔を埋めていたリョウに、力なく抵抗する。
「そんなもん、関係あるか」
リョウは再び耳の辺りに唇を這わせた。
「ん…でも、朝ごはんが…」
それでもまだ逃げようとする香にリョウは苦笑した。
「後で食う。だから、おとなしく俺に食われてなさい」
「でも…」
「黙って」
香の言葉を遮ると、これ以上しゃべらせまいと、軽く開いたその唇に己のものを深く重ねた。
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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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