ordinary life

シティーハンター二次創作と萌え語り

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妄想が止まりません(笑)。
というわけで、また書きました。(イラストも一枚描いてます)
この勢いもすぐに落ちるとは思うんですけどね。
原作後半、最終話に近いぐらいの頃のお話です。
前編後編に分かれてます。
またしても突っ込みどころ満載ですが、よろしかったらどうぞ。




<performance(1)>


「香さんって、冴羽さんに尽くしすぎよ!!」
キャッツでコーヒーを飲んでいた香は、美樹のその言葉に驚いた。
「な、何?突然どうしたの、美樹さん」
「だってそうじゃない。冴羽さんって家の事全然しないんでしょ?」
「え、まぁ…そうね。全部私がやってるけど…」
「でしょ?そんなのいくらパートナーだからって絶対にダメよ!おかしいわ!!」
握りこぶしでそう力説する美樹の迫力は凄い。
「でも、仕事のほうのパートナーとしてはまだまだ未熟だし…。家のことぐらいは私がやらなきゃ」
「でも彼、香さんに甘え過ぎよ」
「そうかなぁ。ねぇ、海坊主さんはどうなの?」
「ファルコンは色々手伝ってくれるわよ。今だって、お店の買い物に行ってくれてるし。それに仕事以外の日はお店にいてくれるし♪」
「そっかぁ、優しいもんね海坊主さん。でも、リョウが同じように色々やってくれるとは…ちょっと想像できないなぁ」
香はのろけの様な美樹の話を少しうらやましく思いながら言った。
「う~ん、そう言われるとそうかもしれないけど、でも香さんだって色々頑張ってるわけだし、少しぐらい甘えてご褒美みたいなものもらってもいいんじゃない?」
「ご褒美?」
「そうよ、たまにはおねだりしてみたって、バチ当たらないわよ」



夕食後、香はリビングでコーヒーを飲みながら先程のキャッツでの会話を思い出していた。
本来女性ならば、少しぐらいはあるであろう物欲といったものがあまりない香である。
日頃の仕事に対しての見返りなど考えた事もなかった。

ご褒美…ねぇ。そんなものアイツがくれるわけないわ。言うだけ無駄ってもんよ。

香は、ソファの上に横になりいかがわしい雑誌を読みふける男をチラリと見た。

でも、物は試しと言うし…言ってみよっかな。

香はダメで元々と言う思いで口を開いた。
「ねえ、リョウ」
「んぁ、なんだ…」
リョウは雑誌のもっこり美女から視線を外し、香を見た。
「私ってさあ、結構リョウに尽くしてるよね」
「はぁ?何言ってんだ、おまぁ」
「だってさ、家事とか全部私がやってるし。リョウ何にもしないじゃん」
「それはお前の仕事だろ。パートナーとして当然の事だろが」
リョウは再び雑誌に目をやる。
「うっ…やっぱりそう言うと思ったわ。…あのね、実はさ…」
香はボソボソと今日キャッツで美樹から言われた事をリョウに話した。
「ふーん、ご褒美ねえ」
「そ、ご褒美」
「ま、確かにお前もよくやってくれてるからな。そう言われても俺も文句は言えんな」
香は意外なリョウの反応に少し驚きながらも、少し大きく出てみた。
「そうだよ。だからさぁ、何か…欲しいなぁ」
「欲しいなぁ…って、おまぁ何か欲しいモンでもあんの?」
「え?」

リョウに聞かれて気が付いたのだが、欲しいものなどこれといってないのだった。
金銭面のやりくりは大変だが、今の生活に不自由を感じた事なんて一度もない。
それに、リョウと一緒に過ごせればそれでいい、と心の底から思っているのだ。

「そうね…、おいしいケーキとか?」
「そんなモン、自分で買えるだろが」
「う~ん、まあとにかく何でもいいのよ、リョウがくれるものなら何でも」
「…ふーん、そうだなぁ…」
リョウはソファに座りなおし、しばらく考えた。

「俺がやるモンだったら、何でもいいんだな?」
「…いっとくけど、変なものはいらないわよ」
「変なものとは、とんでもない!とってもいいモンをお前にやるよ」
「え、何?何くれんの?」
香はその大きな目を更に大きくしてその答えを待った。
それはね…
「それは…」
「それは?」
「…ときめきだ」
「…??は?ときめき?」
リョウのその意味不明な答えに、香は呆気にとられた。
「そう、ときめきだ。年頃の女にとってときめきってのは、女を美しくする一つのアイテムのようなもんだ。よく言うだろ、恋する女は美しいって。香チャン、最近ドキドキしてる?」

香は返答に困った。
ずっと好きな男のそばにいるのだ。ときめかないはずがない。
だからと言って「はい、あなたのそばでどきどきしっ放しです」とは口が裂けても言えない。

「…してないわよ」
「だろ?だから俺がプレゼントしてやるって言ってんの」
リョウのその顔は、どう見ても香をからかっている顔で、香はなんとなく面白くない。

この男、また私をおちょくってんのね…!

このままじゃくやしいと、香は言い返す。
「アンタなんかで、ドキドキするわけないでしょ!」
「あのなぁ、こういうの得意なんだぞ、俺は!」
自慢にもならない事を胸を張って言うリョウに、ふつふつと怒りが込み上げてきた香は、売り言葉に買い言葉状態で、言ってしまった。
「へーそう、じゃあそのご自慢の腕、見せてもらおうじゃない!!」
「…OK」

香はもう本来の目的であったご褒美など、頭の中から消えていた。



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MAY

Author:MAY
CH(リョウ×香)のイラストと二次小説を好き勝手に書き散らしております。
たまに他のジャンルの萌えを語る事も。
最近嵐さん(特にリーダー)にはまってます…。

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